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現在のテレビは、薄型の大画面テレビが主流となっている。従来型のブラウン管テレビでは、画面が大きくなるにつれて奥行きが大きくなり、重量も重くなってしまい、大型化が困難であった。そのため奥行きが小さく、重量の軽い、大画面のテレビを開発する必要があった。
現在の薄型テレビの主流は「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」があり、一般的に液晶テレビは小画面から大画面まで、プラズマテレビは大画面のみの製品となっている。
液晶テレビとプラズマテレビを比べると、液晶テレビが優勢にシェアを占めている。この要因は、薄型テレビの普及、デジタルハイビジョン放送、テレビの低価格化により、ハイビジョン解像度が一般的になってきていること、液晶パネル製造に強く、亀山工場で有名なシャープがフルハイビジョンパネルの製造に力を入れたことにより、他社も追随して低価格でより小さいサイズへのフルハイビジョンパネル搭載の液晶テレビ開発が進んだことだと思われる。また、フルハイビジョンという言葉は、消費者に高画質を訴える効果が大きかったと思われ、プラズマに対する液晶のシェア拡大の一因になったと考えられる。また、当初プラズマでは、フルハイビジョンパネルが必要ないと訴えていたが、液晶テレビが優勢であることから、最近ではプラズマでもフルハイビジョンパネルが普及しつつある。

画面サイズ
従来のブラウン管テレビに比べて、薄型である液晶テレビは同じスペースで一回りから、二回り大きな画面サイズを持ったテレビを設置することができる。また、従来のブラウン管テレビの画面は縦横比が4:3のものが大勢となっているが、液晶テレビでは16:9となっているため、現在使用しているブラウン管テレビと同じ高さの画面を持った液晶テレビを設置する場合には、大きな画面サイズのものを選ばないといけなくなる。

消費電力
従来のブラウン管テレビと液晶テレビを比べた場合、同じ画面サイズのものでは、液晶テレビのが消費電力が低くなる。しかし、液晶テレビを購入する場合、従来のブラウン管テレビより大きな画面サイズのものを選ぶことが大きいことから、一概には消費電力が押さえられるとは言えない。

液晶の構造
液晶パネルは、バックライト等の光源により発せられた光をさえぎったり透過させたりすることによって画像を表示をする。液晶パネルは、油状の透明な液晶組成物が2枚の透明な基板にサンドイッチされ、周りがシールされた構造になっている。透明な基板としては、ガラスを用いることが多いがプラスチックを用いることもあり、透明基板の内面には、液晶に電圧を加える透明電極が設けられている。この透明電極から液晶に電圧を加えて液晶分子の配列を変化させて、光の透過性を変え画面を表示する。ただし液晶だけでは光をさえぎることができないため、液晶の前後に特定の偏光方向の光のみを透過させる偏光フィルタを設置する。

液晶テレビの長所
・同サイズのプラズマテレビにくらべると年間消費電力量が低い
・低反射性である
・バックライト寿命は、ブラウン管の3倍と言われる6万時間で比較的長寿命
・画面サイズの小型化、薄型化が可能
・小型でも解像度を高くできる
・バックライトにLEDを用いたり、CCFLの工夫により色域を広く取れる

液晶テレビの短所
・応答速度が遅く、速い動きのあるシーンでは残像感がある。また、動画の解像度が静止画に比べ低くなる。
・コントラストが低く、立体的な映像表現に難がある。特に部屋の照度が低くなると黒浮きが起こりやすく暗いシーンの諧調再現が困難になる。
・視野角が狭い
・ブラウン管テレビに比べてコストが高い
・大型が困難
・表面に保護ガラスが無くパネル強度が低い為、物をぶつけるとパネル割れを起こす事がある。

短所に関しては、メーカー各社の努力により、年々改善し、より良い液晶パネルが製造されている。

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